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オメガ3脂肪酸の製品特長として

2015.12.02

オメガ3脂肪酸の製品特長として

最近、世間ではオメガ3脂肪酸が人気なんだそうです。先日の学会出展の際に何人もの女性の看護師さんや培養師さんから言われました。スーパーでは亜麻仁油やえごま油が売り切れるほどなんだそう。テレビで認知症にいい!という触れ込みで取り上げられてからだそうです。改めて、世間の健康情報には疎いことを思い知らされました。

そんなブーム?は別として、そもそも、このオメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸は、植物で合成されますが、私たち人間は合成されないのですね。なので、必須脂肪酸と言われていて、食べて摂取するしかないという脂肪酸なのです。

そして、このオメガ3とオメガ6脂肪酸の摂取比率が私たちの健康に大きな影響を及ぼし、当然、妊娠、出産に際しても例外ではありません。

ただ、現代の食生活では、どうしてもオメガ6脂肪酸を摂り過ぎ、オメガ3脂肪酸が不足してしまい、それらのバランスの悪化がさまざまな身体の不調を招くリスクが高くなると言われています。

そのため、オメガ3脂肪酸をサプリメントで積極的に補充することでそれらの改善効果が認められています。生殖機能の領域でも、オメガ3とオメガ6脂肪酸の比率と妊娠する力や子宮内膜症、妊娠、出産のリスク、出生児のアレルギーや知能、さらには、産後うつまで、関連についての研究報告が多数なされています。

前置きが長くなりましたが、当社のオメガ3脂肪酸の特長をご紹介したかったのです。

それは、ラベルに記載されているように、この製品にはα−リノレン酸とDHA、EPAの3つの脂肪酸が配合されていることです。原料には亜麻仁油と魚油を使っています。亜麻仁油にはα−リノレン酸が、魚油にはEPA、DHAが豊富です。

これら3つの脂肪酸の関係は下図の通りです。

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植物に含まれるα−リノレン酸を摂取すると体内で代謝(変換)されて、EPAやDHAに変わっていくのです。そもそも、オメガ3脂肪酸は植物にしかつくれません。魚油にDHAやEPAが豊富なのは、α−リノレン酸を含むプランクトンを食べた魚が体内で変換されたものなのです。

一般にオメガ3脂肪酸をサプリメントで補充しようとすると、亜麻仁油を食品として食べてα−リノレン酸を摂取するか、DHA・EPAのサプリメントを摂取するかなのですが、α−リノレン酸としても体内である役割を担っていたり、また、遺伝的にα-リノレン酸をうまく代謝できない方がいたりします。

そのため、オメガ3脂肪酸を補充する場合、亜麻仁油でα−リノレン酸だけ、あるいは、サプリメントでDHA・EPAだけであえば、そのようなことがあるので場合によっては「片手落ち」になる可能性があるわけです。

よって、当社のオメガ3脂肪酸のサプリメントには亜麻仁油も、DHAも、EPAも配合しているのです。

ある意味、ぜいたくなサプリメントなのです。

細川

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