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ヘム鉄の販売開始の経緯について

2011.03.30

ヘム鉄の販売開始の経緯について

私たちは今月から「ヘム鉄」の販売をスタートしました。ここではヘム鉄を販売するに至った経緯についてまとめてみたいと思います。

そもそも、鉄分は、特に毎月生理による出血のある女性にとっては、宿命的に不足しがちなミネラルであると言われています。

実際に、厚生労働省の平成20年度の国民健康・栄養調査報告では20~49歳の女性で、フェルチン(貯蔵鉄)の値が潜在的鉄欠乏とされる30ng/ml未満なのは全体の70%にもなっています。

ただし、これは一般の女性を対象にした調査結果なのです。

そんな折に、埼玉県大宮市の不妊治療専門クリニックの大宮レディースクリニックの出居院長に、「当院の患者さんの9割は鉄不足です」とのお話しをお伺いしたのです。

なかなか授からないことに悩み、不妊治療クリニックに通院をはじめた女性は、世間一般の女性よりも鉄分が不足している方が多いというわけです。

そして、出居先生は、鉄分が不足している女性は冷え性や肩こり、頭痛などに悩んでいる方が多いけれども、食生活を改善し、ヘム鉄のサプリメントを摂ることで、鉄不足が解消されるに伴い、それらの症状も緩和され、改善されるようになるとおっしゃいます。

鉄分は赤血球に含まれるヘモグロビンの材料になるだけでなく、細胞内のミトコンドリアでエネルギー産生される際に不可欠で、代表的な抗酸化酵素であるカタラーゼが働く際にも必須であることも知りました。

妊娠前、妊娠中の女性の鉄不足は早産や低出生体重児になるリスクが高くなるとされていますが、エネルギー産生や抗酸化作用にも深く関わっているということは、妊娠の成立にも超重要なミネラルなわけです。

不妊患者さんのほとんどが鉄不足であることもうなづけました。

当然、ベイビー&ミーフォーウィメンには、吸収率が高いとされている「ヘム鉄」を配合しています。

ただし、食事摂取基準では女性は1日10.5mg、妊娠後はその倍量の20mgになり、鉄分が不足している女性にとってはベイビー&ミーフォーウィメンだけでは少ないことが分かりました。

そこで、ヘム鉄のサプリメントの販売に踏み切りました。

鉄分の不足を自覚されていらっしゃる方、ドクターから鉄分のサプリメントの摂取を勧められた方、また、冷え性や肩こり、頭痛などに悩まされている方、ベイビー&ミーフォーウィメンにプラスする場合は1日に1カプセル、ヘム鉄だけを摂取される場合は1日2カプセルお摂りください。ただし、ドクターからそれ以上の摂取を勧められている方は、もちろん、この限りではありません。

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