昨年12月25日、5年ぶりに「日本食品標準成分表」が改訂されました。

ネットや新聞などでご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、大きく変わったものというとひじきの鉄分含有量です。

ひじき100gあたりに鉄分55mg含まれるとされていたものが改訂版では6.2mgにまで下がっています。衝撃です。なぜここまで変わってしまったのでしょう…。

実は15年前までは製品としての加工過程で鉄製の釜で煮ていたのですが、最近はステンレス製の釜で煮ているから鉄分含有量が減っていたとのこと。

つまりひじきそのものに豊富な鉄分が含まれていたのではなくて、加工過程で使用する鉄製の釜から鉄分がうつっていた(!)ということですね…。

切り干し大根もステンレス包丁が普及したことにより鉄分含有量が9.7mgから3.1mgにまで下がっているとのことです。

なんとなく食品そのものに含まれている栄養素が全てだと思っていましたが、加工過程や調理器具にも大きく左右されるなんて驚きました。でもそう言われると、プラスチック食器やカップ麺の発泡スチロール容器から毒性のある物質が溶け出す…なんていいますよね。

ひじきの例を見るに、お米を炊く炊飯釜も素材によっては鉄分などがうつったりするのでしょうか。鉄瓶でお茶を入れると鉄分が補給できるうえに味がまろやかになって美味しいとも言いますね!中華料理は鉄鍋で調理をするけれど、鉄分が多めに含まれるのだろうか。

鉄瓶

…などなど、食品だけに着目するのではなく調理方法や調理器具、使用する食器などもうまく使うと効率的に栄養が摂れるのではないかなと考えさせられる情報でした。

また、今回のひじきの件のように、情報は常に変わっていくものなので細かにチェックしてアップデートしないといけないと思い知らされました。
古樫