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楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しい

2015.12.16

楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しい

妊娠しやすいカラダづくりドクターに訊くというコンテンツで、さまざまなドクターのインタビュー記事を載せています。ドクターの講演やインタビューの音声を聞いて文字に書き起こしてから、要約したり資料を足したりと手順を踏んで記事の公開まで至るのですが、私もたまに音声を聞いて文字に書き起こす作業をしています。

今回はVol.6 ウィメンズクリニック神野院長の神野正雄先生の講演音声を書き起こしていました。不妊治療は男性も女性も半分ずつ要因があるため、ご夫婦そろって検査された方が確実だということや、治療ステップアップの時期、高血糖が招く老化やお肌の荒れ・不妊の解説などなど…1時間ほどに渡っての講演です。

どのお話もとても重要で非常に勉強になり、その中でも聞いていてグッときたのが笑顔が大事というところでした。以下講演音声の引用です。

『泣きっ面には蜂が来て笑う門には福が来るってのまさに言い当ててるんですね。ですから笑わなきゃいけないです。患者さんのお話を聞いて本当にかわいそうだと思うんですけど、その悩まれることがますます悩みを作っていくっていう落とし穴があるんですね。
ですから不妊で悩んではいけません、常に笑ってなきゃいけません。もちろん合理的に悩むことは必要なんですけども。

朝…私はいつも患者さんに最初に言うんですけど、朝鏡を見たら無理にでもニッと笑ってください。人間というのは思い込みで行動のパターンを決めるとこがあるんですね。したがって朝ニコニコするんだ、楽しくするんだと思うとだんだん楽しくなってくる。また周りの人もニコニコしてるとなんとなく楽しそうだから寄ってこようとしたり、いろんな良循環がおこるんですね。

したがって最初は何も楽しいことなんかそうないとは思いますけど楽しくしようと思う事が重要だと思います。そういうわけでニコニコする、楽しくする。ストレスマイナスにする。
ストレスは悪いからなくそうっていいますがこれはマイナスをなくしても0になるだけで、プラスにするためには笑わなきゃいけないです。』

治療の内容や食生活、運動以外に、精神面も大きく影響するんですね。このことは不妊治療以外にも当てはまるので個人的にハッとしました。
思春期からつい最近にかけてまで私自身、他の人が笑っていたりしても「何がおかしいんだろう」なんて冷めた目で見ている事が多かったように思います。

それではだめだとようやく思い至り、なんとなく集団の中でも一緒に笑ってみていたら最初はそうでもなかったのですが、だんだんと本当に楽しくなってくるんです。不思議。先生のおっしゃるように、思い込みでコロコロと変わるので人間の脳は意外とちょろいのかもしれません。

あと、確かに自分が笑っていると周りの人が寄ってきてくれます。それでさらに楽しくなり、ストレスゼロからプラスになるような…。

食生活や運動で身体を改善するのはもちろん、日々を楽しく過ごすことも当たり前のようで見逃してしまっているように思います。楽しくなくても鏡を見てとりあえずニコっとしてみる、人と話している時にニコニコしてみる。ニコニコできるような楽しいことをしてみる。
お金もかからないですし、さぁやるぞ!という覚悟も必要ない点が非常に良いです。
古樫

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