アメリカのコンシューマーラボが、60種類のマルチビタミンミネラルのサプリメントの製品レビューを実施し、その結果を公表しています。

コンシューマーラボ社は、アメリカの民間会社で、サプリメントの評価を事業としています。実際に販売されている製品を調達して、その品質をチェックし、公表しています。当然、サプリメントメーカーとの利害関係は全くなく、会員からの会費で成り立っている会社です。数年前に日本でも事業を始めたのですが、最近、全く聞かなくなったので、撤退したのでしょうか。

さて、そのコンシューマラボがアメリカでマルチビタミンミネラルの評価を実施しました。対象となったのは60製品で、その主な結果は以下の通りです。

・あるポピュラーな製品はラベル表示の2倍のビタミンAが配合されていた。 ・ある高齢者向け製品はラベル表示の2%以下のβカロテンしか配合されていなかった。 ・あるマルチビタミンミネラルはカルシウムの配合量がラベル表示の25%少なかった。 ・ある高齢者向け、ある男性向け、あるペット用製品は、ビタミンAの配合量がラベル表記より少なかった。 ・あるペット用マルチビタミンミネラルには鉛が混入していた。 ・ある子ども用マルチビタミンのナイアシン量が上限を超えていた。 ・子ども用グミは、ビタミンAと亜鉛量が上限を超えていた。

コンシューマーラボの調査結果には、毎回、驚かされてきたので、もはや、驚きはありませんが、サプリメントは医薬品と違い、何の規制もありませんので、販売されている製品は、玉石混交状態であることがよく分かります。

そして、どれが玉で、どれが石なのかは、メーカーの規模や知名度ではなく、メーカーの”志”だと思います。

何のために、サプリメントをつくって、販売しているのか。言い替えると、誰に、どのように役に立とうとしているのかということが、あるかないかです。

サプリメントの品質はラベルで判別可能です。

ただし、今回の結果のようにラベルにウソが表記されていればなかなか分かりません。プロであれば、たとえば、使っている原料の割にはカプセルの総量が少なかったりというようなところをチェックしたりできますが、普通はそこまでは分かりません。

ですから、何をみるかは一概には言えませんが、現実的には会社を見るしかありません。どんな会社なのか、どんな人間がやっているのかで判断するということです。

自分で書いておきながら、身の引き締まる思いです。