MVMリニューアル内容についてご説明させていただいています。第2回目は、「妊娠、出産に重要な栄養素の増量」です。

リニューアルのポイント(2) 栄養素の増量
リニューアル内容:ビタミンEや葉酸、イノシトール、鉄を増量した。
目的:妊娠前や妊娠中の女性用マルチビタミンミネラルにふさわしい配合量とバランスの実現

◎ビタミンE 80mg → 100mg
ビタミンEは脂溶性ビタミンの1つで、細胞膜に多く存在して、細胞を「サビ」から守る働きをしています。それに加えて、「血流」にも関与していることから、着床環境や妊娠後の胎盤形成や「サビ」からの保護、胎児への酸素の供給などに重要な役割を担っています。また、子宮内膜の厚さにも関連していると考えられています。そのため、不妊治療のサポートとしての役割を期待し、従来の80mgから100mgに増量しました。

◎葉酸 600μg → 800μg
葉酸はビタミンB群の1つで、胎児の正常な発育に重要な栄養素として知られていますが、最近の研究では先天異常の発症リスク低減に必要とされる量を上回る量の摂取が胚の正常な発育に関連するという研究報告がいくつかなされています。ただし、過剰に摂取することで出生児の健康にマイナスの影響を及ぼすリスクについても報告されており、無闇に増やせばよいというものでもありません。そこで、厚労省の葉酸サプリメントの1日の上限量である1000μgを超えない範囲で増量しました。また、1日の摂取量を4カプセルにしても400μgを確保できます。

◎イノシトール 10mg → 20mg
イノシトールは体内でつくられていることからビタミン様物質のカテゴリーに属する栄養素です。細胞内のメッセンジャーとしての役割を担っていることが知られており、糖の代謝に関与していることから、妊娠後のリスクにも配慮し、倍増しました。

◎鉄 5mg → 6mg
鉄は微量ミネラルの1つで、MVMではヘム鉄を原料に使用しています。酸素の運搬に関与していることから妊娠、出産時には胎児の正常な発育に重要な役割を担います。そのため、妊娠後は鉄の要求量が増大するため、厚労省の食事摂取基準では女性の推奨量に妊娠初期に8.5mg、中期、後期には21.5mgを加えています。今回、1mgの増量ではありますが、ヘム鉄を原料にしているため、原料は250mgから300mgと50mg増量しています。また、ヘム鉄は非ヘム鉄に比べて5〜6倍の吸収効率を有するとされていますので5mgから6mgの増量で非ヘム鉄の25mg〜30mgから30mg〜36mgの増量に相当することになります。

以上、妊娠、出産に重要な4つの栄養素を最新の知見に基づいて増量しました。

尚、いずれの栄養素も増量後でも食事にプラスして摂取しても過剰摂取にはなりません。