レスベラトロールを数回購入しており、1日の摂取量50mgと記されておりましたが、他のサイトを見ていたら100mgとなっておりました。1日に2粒を摂取するのは多いでしょうか?貴社ではなぜ50mgに設定しているのですか?
また黄体期の摂取は控えたほうがよいとネットにございましたが、それは本当なのでしょうか?
いつもご利用いただきありがとうございます。
レスベラトロールの1日あたりの摂取量は大学との共同研究の結果から決定しています。老齢(25週齢)マウス20匹をランダムに5匹ずつ4つのグルプにわけ、3つのグループには、レスベラトロール入りの餌を、それぞれ、1週間、12週間、22週間食べさせ、もう1つのグループには普通の餌(レスベラトロールなし)を食べさせ、体外受精+胚移植を行い、治療成績を比較しました。その結果、レスベラトロールを食べさせたグループは食べさせなかったグループに比べ、着床率、妊娠率、出産率が有意に高く、流産率が有意に低くなりました。また、レスベラトロールを最も長く食べさせたグループの治療成績は若いマウスに匹敵するほどでした。この作用メカニズムを調べるために卵巣内のSIRT(長寿)遺伝子の発現やミトコンドリアの活性を調べたところ、いずれもレスベラトロールを食べさせたグループで活性が高まっていることがわかりました。この結果、マウスにおいては、レスベラトロールの摂取は、長寿遺伝子の発現を高め、ミトコンドリアの活性を高めることで、治療成績の向上に寄与したことがわかりました。さらに、治療成績の向上になった血中のレスベラトロール濃度を測定し、ヒトの女性で濃度試験を実施し、有効であった濃度に達するのに必要な1日の摂取量を調べたところ50mgであることがわかりました。尚、これらのマウスやヒトを対象にした研究では、いずれも当社レスベラトロール(resvida)を用いています。
これが、1日の摂取量を50mgとしている根拠です。これまでの一般的な摂取量である100〜200mgを摂取するとかえって、早く代謝され、効果が短時間になることもわかりました。これは、レスベラトロールが植物性ポリフェノール、つまり、ヒトにとっては異物であるためではないかと考えられます。サプリメントでもビタミンやミネラルについては、ある程度広いレンジで摂取量をとらえても問題ないものと、少なすぎたり、多すぎたるすると摂取する意味が低くなってしまうものがあります。
また、説明書に記載しています通り、レスベラトロールは着床にはマイナスの影響を及ぼす可能性がありますので体外受精では採卵でいったん摂取を控えるようにお勧めしています。
以上、ご参考になりましたでしょうか?(細川)